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交通運輸省傘下のベトナム航空局によると、国内航空会社6社はテト(旧正月)の繁忙期の需要増に応えるため、1月27日から2月26日までベトナム国内線を増便する。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により国際線の運航を停止している中、各社は国内線の運航に注力し、前年のテト期に比べて+28%多い1日平均1000便余りを運航する見通し。ピーク時の運航便数は前年同期比+25.3%増の1日1200便に上る。
ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)とベトナムエアサービス社(VASCO)は、合わせて1日平均379便(前年同期比+35.5%増)、ピーク時は1日504便(同+31%増)を運航する。
格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、1日平均371便(同+17%増)、ピーク時は1日375便(同+28%増)を運航する。
地場不動産会社FLCグループ[FLC](FLC Group)傘下のバンブー航空(Bamboo Airways)は、1日平均180便(同+27.5%増)、ピーク時は1日190便(同+34%増)を運航する。
パシフィック航空(Pacific Airlines)は、1日平均124便(同+25%増)、ピーク時は1日130便(同+28%増)を運航する。
また、国内トップブランドの旅行会社ベトラベル[VTR](Vietravel)傘下で、1月25日に商用便の運航を開始するベトラベル・エアラインズ(Vietravel Airlines)は、1日16便を運航する計画だ。
新型コロナの感染防止策として、乗客は健康申告やマスクの着用が求められる。
一方、テトが間近に迫った空港は例年、故郷でテトを迎えるために帰国する越僑(在外ベトナム人)や出迎えの人々でごった返す。しかし今年は、海外在住者の帰国自粛が求められている。
ベトナム外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官はこのほど開かれた記者会見で、既に多くの海外在住者がテトに合わせて特別便を利用したベトナムへの帰国を希望しているとした上で、「本当に緊急の場合を除き、ベトナムへの帰国を自粛してほしい」と呼び掛けた。