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ハノイ市農業農村開発局は18日、同市ソンタイ町のドンモー(Dong Mo)湖に生息する大亀が、同市ホアンキエム区中心部のホアンキエム湖に生息する大亀と同じシャンハイハナスッポン(学名:Rafetus swinhoei)であることが判明したと発表した。
同市水産支局は10月22日にドンモー湖の大亀を捕獲し、体重や甲長を計測。血液や組織などのサンプルを採取した後、解放した。サンプルは、ベトナム科学技術研究所とハノイ国家大学の2か所の研究所に分析を依頼した。大亀はメスで、体重86kg、背甲長99.5cm、背甲幅75.5cm。遺伝子を分析した結果、シャンハイハナスッポンであることが分かった。
インド・ミャンマー保全協会(Indo-Myanmar Conservation=IMC)のアジアン・タートル・プログラム(Asian Turtle Program=ATP)は、ドンモー湖で同時に2匹の亀が水面に浮いているところを目撃されていることから、2匹以上は生息しているとみている。今月11日には推定体重130~150kgの大亀が撮影されている。来年、この大亀を捕獲して性別を確認し、オスだった場合は、当局が産卵できる環境を整えることにしている。
当局はソンタイ町のスアンカイン(Xuan Khanh)湖で目撃された大亀についても来年、捕獲して種類や性別を確認する予定だ。自然保護団体は市内の別の湖にも大亀の調査を拡大するよう提案している。