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ホーチミン市交通運輸局によると、2018年8月に路上駐車料金の新制度を導入してから2020年4月までの2年近くの間に徴収した駐車料金の総額は30億VND(約1360万円)近くに上るという。
2018年8月に導入した制度は、駐車料金の支払方法をこれまでの回数制から時間制に変更したもので、料金は駐車時間が長いほど高くなる形で大幅に引き上げられた。
当初は区・郡レベルの都市秩序隊が駐車料金の徴収を担当していたが、1日の徴収額が280万VND(約1万2700円)程度に留まっていたため、不正行為があったのではないかとの疑問が浮上していた。
2019年5月からは同市人民委員会傘下のボランティア・ユース公益サービス(Besco)が徴収を担当し、1日の徴収額は以前の2.2倍に当たる610万VND(約2万7700円)に増加している。
Bescoは交通整備担当の社員800人、観光支援担当の社員248人を抱えている。このうち、観光支援担当の社員は路上駐車の管理と料金徴収を兼任している。
ホーチミン市人民委員会は今後、Bescoを路上駐車管理事業の管轄組織に指定する方針だ。
なお、市は不正を防止し、利用者の便宜を図るため、「Momo」や「Zalopay」、「VNPayQR」などのeウォレット(電子財布)の導入や、駐車時間などを監視するセンサーや監視カメラの設置を指導した。