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ホーチミン市で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の市中感染が発生し、グエン・スアン・フック首相が対策強化を指示したことを受けて、ハノイ市人民委員会とホーチミン市人民委員会は3日、両市内の対策に関する緊急公文書を関連機関宛てに送付した。
両市ともに、マスクの着用や消毒を継続するほか、大人数が集まる不要不急の活動やイベントを停止し、開催の必要がある場合には当局の指示に従い予防策を徹底しなければならない。海外からの入国者との接触が生じる活動やイベントを企画する場合には、保健当局に意見を仰がなければならない。
特にホーチミン市では、集中隔離施設や自宅、宿泊施設での隔離の状況を定期的に検査し、市中感染の原因となる違反を犯した個人や組織は厳しく罰する。
なお、ホーチミン市教育訓練局の3日午後の報告によると、市中感染の発生を受けて市内の幼稚園と高校では生徒8211人と教職員663人が欠席を余儀なくされている。市内8校は全校が休校、195校は一部のクラスが休校となっている。大学と短期大学では、これまでに学生16万0904人と教職員5796人が影響を受けている。