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ロイソンモイ社(Loi Song Moi、ハノイ市)が製造した「ミンチャイ(Minh Chay)」ブランドのベジタリアン食品の瓶詰めパテに猛毒のボツリヌス菌(Clostridium botulinum)が混入していた事件で、パテを摂取して7月に東南部地方ドンナイ省総合病院に入院した20歳の女性が24日、4か月ぶりに退院した。
女性は疲労感や眼瞼下垂、筋力低下、嚥下障害、筋肉麻痺、呼吸困難などの症状で入院し、重症だった。退院時のバイタルサインは正常だったが、引き続き胃ろうが必要だという。今後はリハビリを行い、会話や咀しゃく、嚥下がスムーズにできるようになれば、胃ろうを取り外す。
同じく7月に同病院に入院していた別の患者2人もこれに先立つ11月8日に退院した。この2人と24日に退院した女性の3人は、ドンナイ省総合病院で応急処置を受けた後、ホーチミン市のチョーライ病院に転院し、集中治療を受けていた。チョーライ病院で約1か月にわたり治療を受け、症状が改善した後はドンナイ省総合病院に戻って治療を続けていた。
ドンナイ省総合病院での治療費は1人につき4億VND(約183万円)を超えるという。