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公安省の報告によると、2020年1~9月期に闇金融(違法高利貸し)および違法な債権回収に関連する刑事事件513件が立件され、事件に関与した容疑者815人が起訴された。
このうち、違法高利貸しに関連する事件は243件で、起訴された容疑者は528人に上った。摘発された中には、年700~1400%という法外な金利を適用している業者もあった。
こうした中で、中国人が率いる高利貸しルートがベトナム人の名義を借りて、インターネット上でお金を借りたい人と貸したい人を結びつける仲介サービス「ソーシャルレンディング(P2P Lending)」を装ったアプリを使い、ベトナム国内で高利貸しを行っていることが問題視されている。
問題になっているアプリとしては、「Vaytocdo」、「Moreloan」、「VD online」などが挙げられる。ホーチミン市では、これらのアプリを通じた大規模な中国系高利貸しルートが2019年11月に摘発されており、2019年4月から摘発されるまでの約半年で6万件、1日あたり+4.4%の金利で1000億VND(約4億5700億円)を融資していたことが分かっている。