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12日正午ごろに北中部地方トゥアティエン・フエ省フォンディエン郡フォンスアン村(xa Phong Xuan, huyen Phong Dien)で建設中の第3ラオチャン(Rao Trang 3)水力発電所で地滑りが発生し、工事現場の作業員と捜索救難に向かっていた救助隊メンバーの計30人が行方不明になっている事故で、16日午前までに作業員2人と救助隊員13人の遺体が発見・収容された。
行方不明になっていた救助隊員13人全員の遺体は、事故現場の森林警備隊事務所で発見された。13人は、第4軍区副指令部のグエン・バン・マン少将を含む第4軍区と同省軍事指揮部の士官11人、同郡人民委員会主席、同省人民委員会宣伝情報部長だった。遺体はフエ市の第268軍医病院に搬送され、18日にここで追悼式が共同で行われる見通し。
第1現場の発電所では、引き続き行方不明になっている作業員15人の捜索が急ピッチで続いている。
なお、現場にいながら被害を免れた別の作業員らは事故発生後に徒歩で約10km離れた第4ラオチャン(Rao Trang 4)水力発電所に避難したが、同発電所も土砂崩れや洪水で孤立した状態となっている。同省警察は高速船で発電所2か所に食料や燃料、医薬品を輸送した。