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12日正午ごろに北中部地方トゥアティエン・フエ省フォンディエン郡フォンスアン村(xa Phong Xuan, huyen Phong Dien)で建設中の第3ラオチャン(Rao Trang 3)水力発電所で地滑りが発生して、工事現場の作業員と捜索救難に向かっていた救助隊メンバーの計30人が行方不明になっている事故で、これまでに作業員1人と救助隊員1人の遺体が発見・収容された。
現場にいながら遭難を免れた別の作業員らは事故発生後に徒歩で約10km離れた第4ラオチャン(Rao Trang 4)水力発電所に避難しており、これまでに第4ラオチャン水力発電所で24人(インド人専門家3人含む)が救出された。この中には、13日に警察の高速船で救出された負傷者5人も含まれる。
軍と同省当局は1000人近くと輸送機やヘリコプター、高速船、ショベルカーを動員して、発電所の工事現場および救助隊が遭難した森林警備隊事務所の事故現場2か所で引き続き行方不明者の捜索を急いでいる。
同郡では15日午前の時点で小雨が降っている状況だが、夜からは激しい雨が降ると予想されており、16日から17日にかけて1日当たり70~150mmの雨量が観測されると見られている。
なお、15日午後3時の時点で森林警備隊事務所の事故現場から新たに5人の遺体が発見・収容された。これで同現場で行方不明となっている13人のうち6人の遺体が見つかったことになる。
最終更新:2020年10月15日17:08 JST