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新型コロナウイルス第2波の震源地となった南中部沿岸地方ダナン市で適用されていた社会的隔離措置が緩和され、同市発の航空便の運航および鉄道の運行が再開された。これを受けてハノイ市などでは、ダナンから到着する人々を対象とした感染予防対策を講じている。
ハノイ市保健局は、ダナンから訪れる人々に対してPCR検査を実施するとともに、健康申告と14日間の自宅隔離を義務付けると発表。発熱や咳、倦怠感などの症状が表れた場合、速やかに医療機関で診察を受けるよう求めた。
同市保健当局では、ダナンで足止め状態になっている約800人に加えて様々な理由でハノイを訪れる人もいるため、正確な人数は把握できていないとした。なお、ハノイではこれまでにダナン帰りの8000人を受け入れており、この中から3人の感染者が見つかっている。
また、ホーチミン市疾病管制センター(HCDC)では、9月5日以降にダナンから来た人に対して、健康申告と14日間の健康観察を義務付けている。どちらもオンライン<tokhaiyte.vn>で申告が可能。さらに、外出時や公共の場所でのマスク着用が義務付けられるほか、ソーシャルディスタンスを保ち、大人数が集まる場所に行くことやイベントへの参加も自粛しなければならない。