(C) Zing news 写真の拡大. |
ワールド・レコード・ユニオン(WorldKings)は8月29日、ベトナムの「食」を「5つの世界一」に認定した。これに先立ち、ベトナム版ギネスブックのベトナム・ブック・オブ・レコード(Vietkings)は2020年初めからワールド・レコード・ユニオンに対し、世界記録認定にベトナム料理を推薦していた。
この度認定されたベトナム料理に関する5つの世界記録は次の通り。
1.世界一多種類の「汁麺」がある
ワールド・レコード・ユニオンによれば、ベトナムには牛肉のフォー(牛肉入り米麺)、バインカイン(タピオカ麺)、ブンボーフエ(北中部地方トゥアティエン・フエ省名物のピリ辛牛肉麺)、フーティエウ(南部を代表する豚骨ベースの米製麺)、ブンマム(魚介の発酵調味料を使った南部の米製麺)などを始め、全国各地に164種類の汁麺がある。現在もその数は増え続けているという。
2.世界一多種類の「魚介類の発酵食品」がある
魚介類の発酵食品は、ヌクマム(魚醤)、マムトム(エビの発酵塩辛)、マムバーキア(小カニの漬け)など様々あり、ベトナム人の食卓に欠かせない食材の1つとなっている。
3.世界一多種類の「花料理」がある
料理に使われる花は43種類、それらを使った料理は272種類に上り、その数は増え続けている。広く知られている代表的な花料理には、花鍋やハスご飯、バナナの花の和え物、カボチャの花のニンニク炒めなどがある。
4.世界一多種類の「巻物料理」がある
その種類は103にも上り、野菜をふんだんに使いタレをつけていただくものが多い。よく知られている巻物料理には、生春巻きや揚げ春巻きなどがある。
5.世界一多種類の「米粉料理」がある
ベトナムの米粉料理はバインドゥック(ベトナム風雑煮)、バインゾー/バインヨー(ひき肉やエビの餡が入った蒸し餅)、バインイットラーガイ(北部紅河デルタ地方ハイズオン省名物のガイの葉を練り込んだ真っ黒い緑豆餡の餅)など、全国各地に米粉料理が143種類もある。