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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第2波の震源地となり7月末から封鎖されていた南中部沿岸地方ダナン市ハイチャウ区のダナン病院は、25日午後4時に30日ぶりに封鎖が解除された。
ダナン病院は、クラスター(集団)感染が発生したことで7月26日午後1時から封鎖措置が適用されていた。当局が封鎖の解除に踏み切った背景には、14日間続けて同病院で新規感染が確認されていないことがある。
封鎖解除後、患者の治療を続けながら院内で隔離されていた医師や看護師ら約340人が30日ぶりに帰宅し、さらに14日間の自宅隔離を受けることになっている。ただし、重症患者10人以上は引き続き同病院で治療を受けている。
また、ダナン病院は同日午後、自宅隔離を受けていた医療スタッフなど約800人に対し新型コロナウイルスの検査を実施した。陰性判定が出れば職場に復帰することが可能となる。
これとは別に、同病院のほかの医師ら約100人がホアバン郡仮設病院やダナン肺臓病院に派遣されており、患者の治療に励んでいる。
なお、ダナン病院は診療再開にあたり、重症患者を優先し、出入りする人々の数を制限するなどして予防策に取り組んでいく。