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外務省のレ・ティ・トゥー・ハン報道官は17日、マレーシア北東部クランタン(Kelantan)州の沖合で16日にマレーシア海上法執行庁(Malaysian Maritime Enforcement Agency=MMEA)の巡視艇とベトナム漁船2隻の間で衝突が発生し、ベトナム人漁師1人が死亡したと明らかにした。マレーシア当局は、違法漁獲の疑いで漁船2隻を拿捕し、漁師らを拘束している。
ベトナム外務省は、ハノイ市の在ベトナム・マレーシア大使館と連絡を取り、この事件に深い憂慮を示すとともに、調査して真相を明らかにし、ベトナム人漁師らに人道的に対応するよう要求した。マレーシアのベトナム大使館には、マレーシア当局への情報提供の要求や拘束されている漁師らとの面会を行うよう指示した。
マレーシア海上法執行庁は17日、この事件について、ベトナム漁船が体当たりし火炎瓶などで激しく抵抗したため、自衛のため銃撃せざるを得なかったと説明。銃弾を受けた漁師1人が死亡し、18人を拘束したと発表した。18人は違法漁獲と公務執行妨害、殺人未遂の容疑で取り調べを受けている。