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自然災害・捜索救難対策指導委員会が3日午前に発表したところによると、2日に北部紅河デルタ地方ニンビン省から北中部地方ゲアン省にかけての地域に上陸した台風2号(アジア名:シンラコウ、日本では台風3号)の影響により、2人が死亡したという。
この台風で、北部地方や北中部地方、南中部高原地方の広い範囲が大雨や強風などに見舞われた。
地形の険しい山岳地帯の西北部地方ホアビン省では1人が濁流に呑まれて死亡、東北部地方クアンニン省では1人が土砂崩れの下敷きになって死亡した。
物的被害について、南中部高原地方ダクラク省が最も大きな影響を受けた。同省では7月31日から8月1日にかけて大雨となり、人的被害はなかったものの、家屋931軒、耕作地183ha、その他農作地4000ha以上が冠水したほか、家禽1万7000羽が濁流に呑まれ、全長約200mの道路が崩落するなどの被害が生じた。
なお、3日以降は雨量が減少すると予測されている。