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30日昼ごろ、ホーチミン市タンビン区2街区警察のパトロール隊がホアンバントゥー(Hoang Van Thu)公園に集まっている不審な中国人グループを発見し、逃走を試みた8人(男性6人、女性2人)の身柄を確保した。
この8人は、いずれも不法入国した中国人で年齢は19~45歳。このうち6人はパスポートを提示したが、残る2人はパスポートを所持していなかった。8人はタンビン区内の集中隔離施設に身柄を移されて隔離措置を受けており、現在は新型コロナウイルス検査の結果を待っている段階だ。
不法入国者らは事情聴取に対し、「小道を渡って国境を越えた。ベトナム入国後は長距離バスに乗り、ホーチミン市に移動した」と供述。入国の目的については、「新型コロナの脅威からの逃亡」や「ベトナムでの就職」と語っている。
ホーチミン市当局は29日夕方から翌30日未明にかけて、ビンタイン区とタンフー区の2か所で不法入国の中国人を計22人発見し、集中隔離施設に身柄を移した。今回さらに8人を捕まえたことで、わずか2日間で30人もの中国人不法入国者の身柄が確保されたことになる。
なお、ベトナムでは外国人の相次ぐ不法入国と国内での約3か月ぶりの市中感染がほぼ同時に発生したため、不法入国と市中感染との関連性が懸念されている。