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地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンメック幹細胞遺伝子工学研究所(VRISG)はこのほど、世界保健機関(WHO)の基準をクリアした新型コロナウイルス感染症(COVID-19)検査キットの開発に成功したと発表した。
VRISGが開発したのは、◇「VinKit SARS-CoV-2 RT-PCR 1.0」、◇「VinKit SARS-CoV-2 Multiplex RT-PCR」の2モデル。いずれも感度は100%となっている。
またVRISGとは別に、地場薬用化粧品・機能性食品大手サオタイズオン(Sao Thai Duong)と地場ベトアー社(Viet A)も新型コロナ検査キットの開発に成功しており、既に大量生産が可能となっている。
今回VRISGが新たに開発した検査キットは従来の製品と比べ、検査時間の大幅な短縮や作業効率の向上、コスト削減などを実現している。VRISGは同2モデルの登録など市場投入に向けた準備を進めている。