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南中部沿岸地方ダナン市で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のクラスター(集団)感染が確認されたことを受け、同市から別の省・市へ出ていく人が急増した。
ホーチミン市保健局は28日に開かれた会合で、26日から28日までの3日間に1万8229人がダナン市からホーチミン市に移動したと明らかにした。その多くは夏休みを利用してダナン市を訪れたホーチミン市の住民とみられる。
また、1日から26日までの間には、ダナン市からホーチミン市に移動した4907人が健康申告を行った。このうち、1359人が新型コロナの検査を受けており、結果を待っている。
同局によると、ホーチミン市では1日に2000件の検査を行うことが可能で、これまでに7万1186件の検査を実施した。
同局は、薬局を含む市の医療機関に対し警戒を強めるよう求めた。薬局については、咳や発熱などの症状がある客の氏名や住所、電話番号を記録・保管するよう指導した。
なお、ホーチミン市では28日まで116日連続で市中感染が発生していないが、クラスター感染が発生したダナン市から旅行者など多くの人々がホーチミン市に戻っているため、新たな感染の危機が懸念されている。