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ベトナム人民軍第2軍区諮問部は20日以降、中国との国境地域に位置する西北部地方ディエンビエン省ムオンネー郡シンタウ村(xa Xin Thau, huyen Muong Nhe)へ中国側からバッタが大量に飛来し、作物や竹林に甚大な被害をもたらしていることを確認した。同部が確認したところ、被害は竹林40haのほか、トウモロコシ畑5haを含む農地20haに及んでいるという。
今回のバッタの大量飛来について災害対応捜索救助委員会事務局は、同郡に飛来しているバッタはアフリカ地域を中心に深刻な蝗害(こうがい)をもたらし、国連食糧農業機関(FAO)が世界的に警告している「サバクトビバッタ」とは異なる種類だとしている。
23日15時時点ではバッタの個体数が減少し中国側へ戻って行っていることが確認されているが、同事務局は植物保護局と同省農業農村開発局に対して引き続きバッタの飛来状況や被害を追跡し、迅速に対策を講じ、逐次報告をあげるよう要請した。