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非政府組織(NGO)の開発統合センター(Center for Development and Integration=CDI)とハノイ国家大学傘下の経済大学附属経済政策研究センター(VEPR)は、「地方予算公開指数(Provincial Open Budget Index=POBI)」の2019年版を発表した。
POBIは、ベトナム全国63省・市の地方予算の透明性を示すもので、省・市ごとに100点満点で評価している。
2019年の全国平均は65.5点で、2017年の30.5点、2018年の51.0点から大きく改善した。平均点以上の地方は51省・市で、2018年の31省・市から増加し、改善が進んだことが分かる。
公開度合いが「十分」と評価されたのは24省・市で、前年の6省・市から大きく増加した。上位3省・市は、◇南中部沿岸地方クアンナム省、◇東南部地方バリア・ブンタウ省、◇南中部沿岸地方ダナン市。
また、公開度合いが「比較的十分」は27省・市、「不十分」は9省・市だった。一方、公開度合いが「低い」と評価されたのは3省・市だった。
最下位の3省・市は、◇西北部地方ホアビン省、◇南部メコンデルタ地方ドンタップ省、◇東北部地方ランソン省だった。
なお、「予算に対する国民の参加度合い」については、全国平均が38.0点と低い水準に留まった。