(C) vtv 写真の拡大. |
南中部高原地方ダクノン省の「ダクノン地質公園(Cong vien dia chat Dak Nong)」が、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「世界ジオパーク」に認定された。これは、6月29日からフランス・パリで開かれた第209回ユネスコ執行委員会で承認されたもの。外務省が明らかにした。
ベトナム国内で世界ジオパークに認定されたのは、東北部地方ハザン省の「ドンバンカルスト台地」(2010年認定)、同カオバン省の「ノンヌオック・カオバン国立地質公園」(2018年認定)に次いで3か所目となる。
ベトナムユネスコ国家委員会、地質・鉱物科学研究所、資源環境省、ダクノン省人民委員会および国内外の専門家らは、同公園の世界ジオパーク認定に向けて準備を進め、2018年11月にユネスコへ申請していた。
ダクノン地質公園は2015年に設立され、総延長1万mを超える50の洞窟や火口、滝などを含む約65の地質学的・地形学的遺産を有する。また、熱帯林の生態系を有し、多様な生物、ユニークな文化的・地質学的・自然的な特徴や先史時代の活動の痕跡も残している。
なお、今期の委員会の開催前の時点で、世界41か国・147か所の地質公園が「世界ジオパーク」に認定されていた。