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万国郵便連合(UPU)主催の第49回世界手紙コンテストの国内大会で、北中部地方トゥアティエン・フエ省フエ市のズイタン中学校に通う中学2年生(日本の中学1年生に相当)のファン・ホアン・フオン・ニーさんが最優秀賞に輝いた。今年のテーマは、「私たちが暮らす世界について大人たちに手紙を書きましょう」。
情報通信省によると、今回のコンテストにはベトナム全土の1000校余りの中学校から60万通近い応募があった。最優秀賞を受賞したニーさんの作文タイトルは、「おこわ売りのスオンばあさん」で、内容はビニール袋の使用制限を通して環境保護を訴えるというもの。なお、フエ市の中学生が同コンテストで最優秀賞を受賞するのは26年ぶりとのこと。
ニーさんが選んだテーマは目新しいものではないが、問題提起から解決策に至るまでが論理的かつ独創的であると審査員から高く評価された。ニーさんの作文は、コンテスト実行委員会によりフランス語と英語に翻訳され、スイスで開催される世界手紙コンテストに応募される。
グエン・タイン・フン情報通信次官によると、今回のコンテストは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響もあって、応募数が前年の半数程度にとどまったが、各作文のクオリティは例年通りあるいはそれ以上だったという。