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ホーチミン市で、危険な感染症の1つであるジフテリアの感染が確認された。ジフテリア菌の検査で陽性と判明した20歳の男性は、同市ゴーバップ区にある国防省傘下の第175軍隊中央病院(通称:第175病院)で治療を受けている。同病院の責任者が25日、明らかにした。
この男性は9日前に喉の腫れや発熱などの症状で入院して治療を受け、容態は安定している。男性と接触があった16人が自宅での隔離措置を受けており、薬も投与されているという。
これに先立ち、南中部高原地方ダクラク省でも12人の感染が確認され、このうち1人が死亡、1人が重症で集中治療を受けている。
ジフテリアは上気道の粘膜感染症で、ベトナムではBレベルの感染症に分類されている。ジフテリアワクチンは既に国家予防接種プログラムに導入されており、新生児はいずれも接種を受けることになっている。