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2019年のテト(旧正月)の連休中に西北部地方ディエンビエン省ディエンビエン郡で発生した女子大生強姦殺人事件で、ハノイ市上級裁判所は16日、「非常に悪質な手口と組織的な犯行で社会に恐怖を与えた」として、被告9人全員について一審判決を支持する判決を下した。
この事件は、テトで里帰り中だったC・T・M・Dさん(当時22歳)が、母親が売る鶏を配達する途中で拉致され、被告らから性的暴行を受けた末に殺害されたというもの。
事件は、Dさんの実母が主犯格のビー・バン・トアン被告(男・38歳)に対し麻薬購入代金の支払いを渋ったことが原因で、トアン被告は仲間と共謀しDさんを拉致。その後、仲間の1人であるブイ・バン・コン被告(男・45歳)の自宅に監禁し、複数人がかりでDさんを何度も強姦した末に殺害、死体を隣の空き家に遺棄した。
判決によると、殺人罪と資産強奪目的拉致罪に問われていたトアン被告は死刑、殺人罪と資産強奪目的拉致罪、強姦罪に問われていたコン被告を含む被告5人も死刑を受けることとなる。
また、強姦罪に問われていた被告2人は9年と10年の禁固刑、犯人蔵匿罪に問われていたコン被告の妻ブイ・ティ・キム・トゥー被告(女・45歳)は3年の禁固刑を言い渡された。