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ベトナム当局の24日午前6時の発表によると、国内における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の新規感染者は8日間連続でゼロ人だった。ベトナム国内の感染者数は16日午前の時点から変わらず268人で、このうち224人が完治・退院している。これまでに死者は出ていない。
新型コロナウイルス感染症予防国家指導委員会の報告によると、現在44人が治療中で、このうちホーチミン市の患者は国内91人目の感染者となったベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)のパイロットの英国人男性のみとなっている。この男性は同市熱帯病病院で治療を受けており、人工呼吸器を装着するなど重症だが、症状は快方に向かっている。また、ハノイ市中央熱帯病病院では約40人が治療中だが、3分の1が検査の結果2回目の陰性となっている。
グエン・スアン・フック首相は22日、4月1日から始まった全国規模の社会的隔離措置について23日午前0時より原則解除することを決定した。国内で最も多くの感染者を出したハノイ市についても、メーリン郡とトゥオンティン郡を除いて「感染リスクが高い地域」から除外され、一部業種以外の営業が再開された。ただし、依然としてマスク着用や手洗いの徹底、不要不急の外出の自粛などが求められる。
23日、3週間にわたる社会的隔離措置が解除されたホーチミン市では、多くの食堂やカフェ、商店、理髪店などが営業を再開し、市民が続々と訪れた。