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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に拡大する中、航空各社による相次ぐ欠便で日本に立ち往生しているベトナム人12人が、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)の貨物便で12日に帰国する。駐日ベトナム大使館が10日午前に明らかにした。
12人のうち、10人は海外から日本の成田国際空港に到着し、ベトナム行きの便に乗り継ぐ予定だったが、相次ぐ欠便で帰国できず、日本の入国ビザもないため、これまで10日間以上にわたり空港内で過ごしている。
残る2人は、ビザの期限が切れて日本当局に出頭し帰国を認められた実習生と、卒業したばかりの留学生で、知人宅などに居候する生活を余儀なくされている。
日本のベトナム外交機関は、ベトナム人の帰国便の手配に奔走している。駐大阪ベトナム総領事館によると、3月31日までに約1800人から帰国の希望を受け付けたが、妊婦や高齢者、子供、ビザの期限が迫っている人などを優先する形で約200人を選定し3月31日に帰国便を手配して以来、次の運航はまだ実現していないという。