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中央伝染病衛生研究所は、ベトナムで最初に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を引き起こしたウイルス(SARS-CoV-2)と現在感染が拡大しているウイルスに明確な変化があることを発見したと明らかにした。
レ・クイン・マイ副所長は、「ベトナムはこれまでに2度の感染拡大を経験している。最初はアジアで感染した人から、現在は欧州で感染した人から感染拡大が始まった。ウイルスを分析した結果、アジアと欧州のウイルスに違いがあることが分かった」と話した。ただ、ウイルスの毒性に違いがあるのか、感染力に違いがあるのかはまだ判明していないという。
同研究所は2月初旬に、同感染症の患者検体からウイルスの分離と培養に成功した。これにより感染検査の製品開発が進み、将来のワクチン開発につながると期待される。国内では、3月初旬にベトナム科学技術研究所(VAST)がウイルス検査キットの開発に成功したと発表。同月中旬に量産体制が整い、各国から注文が殺到しているという。