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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策の一環として適用されている休校措置について、ハノイ市人民委員会は3月9日に学校を再開する予定だった幼稚園・小中学校・高校の休校措置を3月15日まで延長することを決定した。
一方、ホーチミン市人民委員会も、3月9日に学校を再開する予定だった高校3年生について休校措置を3月15日まで延長することを決定した。同市では、幼稚園・小中学校および高校1・2年生の休校措置も3月15日までとなっている。
休校措置は状況に応じてさらに延長する可能性もある。今回、休校措置の延長を決定した背景には、6日からわずか3日間に国内で14人の新たな感染例が確認されたことがある。
なお、ベトナム国内では2月13日までに16人の感染者が見つかり、2月末までに全員が完治・退院した。その後、約3週間は新規感染がなかったものの、3月6日に1人、7日に3人、翌8日に10人の新規感染が確認され、国内の感染者は計30人に増えた。6日以降に確認された新たな感染例14人のうち11人は、ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)のロンドン発ハノイ行きVN0054便で英国からベトナムに入国した人々だ。