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中国・湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が韓国でも拡大していることを受け、南中部沿岸地方ダナン市人民委員会は、24日午前10時43分に同市に到着したテグ(大邱)発の航空機の全乗客80人に隔離措置を適用することを決定した。
同便には乗員のほか、韓国人22人、ベトナム人58人の乗客が搭乗していた。韓国人乗客はダナン市肺臓病院(リエンチエウ区)で、ベトナム人乗客はドンゲ動員予備訓練センター(ホアバン郡)でそれぞれ隔離される。隔離にかかる費用は市がすべて負担する。
検査の結果、ベトナム人乗客1人に発熱の症状があった。このベトナム人乗客はダナン市肺臓病院に搬送され、精密検査と隔離措置を受けている。
今回の乗客80人とは別に、ダナン市はこれまで160人に隔離措置を適用している。うち155人は隔離期間を終えており、いずれも感染は確認されていない。
一方、ホーチミン市当局は23日夜から24日未明にかけて、韓国から到着した5便に搭乗していた乗客575人に対し健康申告制度を適用した。うちテグから到着した1人は咳が出ていたため同市熱帯病病院で検査を受けている。同じくテグから到着し症状のない2人はクチ郡にある仮設病院で隔離されている。
なお、韓国国内における新型コロナウイルスの感染者数は24日午前時点で763人となっており、うち7人が死亡している。