(C) thanhnien 写真の拡大. |
中国に国外逃亡していたベトナム人の指名手配犯が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を恐れて自ら帰国し、警察に出頭した。これは、北中部地方ゲアン省トゥオンズオン郡(huyen Tuong Duong)警察が明らかにしたもの。
出頭したのは、ルオン・バン・トゥー容疑者(男・27歳、同郡イエンナー村=xa Yen Na在住)。同容疑者は2016年、麻薬密売事件に関与して警察から指名手配されたが、山岳部に逃げ込んだ後、中国に国外逃亡していた。
その後、中国・河北省に渡った同容疑者は縫製工場で働きながら生計を立てていたが、中国で新型コロナウイルスの感染が拡大していることで、自分が感染した場合、一人異国で死ぬことになるかもしれないと考え、逃亡生活を諦めて帰国を決意した。
なお、2月上旬に地元警察に出頭した同容疑者については、新型コロナウイルスの検査で陰性だったことが判明している。