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ハノイ市市場管理局第1市場管理チームは13日、同市トゥオンティン郡ミンクオン村(xa Minh Cuong, huyen Thuong Tin)にあるベトハン有限会社(Viet Han)の工場の立ち入り検査を行い、トイレットペーパーから“偽医療用”マスクを生産している現場を摘発した。
工場内には、4層マスクの製造ラインがあり、大量のトイレットペーパーが設置され、「TULIP」ブランドの衣料用マスクを模した粗悪な“偽物”を製造していた。当局は、“偽医療用マスク”、段ボール、箱ケース、パッケージなど多数の証拠物件を押収。また、工場の2階には、原料のトイレットペーパーが不衛生な状態で保管されていた。
第1市場管理チームのオン・ダイ・ギア隊長は、「新型コロナウイルスの流行により、感染予防目的のマスク需要が高まる中で摘発した今回のケースは、単なる偽造品製造にとどまらず、消費者の気持ちを悪い方へと利用した重大な違法行為だ」と述べ、司法当局に対し、出来る限りの厳罰を求める方針を示した。
新型コロナウイルスの流行に伴うマスク需要は依然として高く、全国的に品薄の状態が続いている。使用済みマスクを回収して再販するなどの違反も見つかっているため、当局は市民に対して、マスクを買い求める際は、信用できる店舗で購入するよう呼び掛けている。