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ハノイ市カウザイ区にある小中一貫校「ゲートウェイ(Gateway)」のスクールバスで登校した6歳男児がバスの中に置き去りにされ死亡した事件で、同区人民裁判所は15日、被告らに有罪判決を下した。
同校生徒管理担当のグエン・ビック・クイ被告(女・55歳)は禁固2年、運転手のゾアン・クイ・フィエン被告(男・54歳)は禁固1年3か月の判決を言い渡された。いずれも過失致死罪に問われていた。
男児のクラスの担任教諭で、責任を果たさず甚大な被害をもたらした罪に問われていたグエン・ティ・トゥイ被告(女・30歳)は禁固1年の判決を言い渡され、服役後1年間は担任に就くことが禁止される。
民事上の賠償について裁判所は、クイ被告、フィエン被告、およびフィエン被告が勤めていた輸送業者に対し、遺族に2億4900万VND(約120万円)ずつ、3者合わせて計7億4700万VND(約360万円)を支払うよう命じた。
同事件は2019年8月6日に発生した。当時小学1年生のL・H・L君(同区在住)がスクールバスの中に9時間も置き去りにされた末、同日午後4時30分の下校時間に発見されたが、搬送先の病院で死亡が確認された。
事故の原因となったのは、クイ被告とフィエン被告が車内を確認せずに施錠したことに加え、トゥイ被告が出席確認をきちんと行わなかったことだった。