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北中部地方ハティン省キーアイン郡キーフォン村(xa Ky Phong, huyen Ky Anh)にあるグエンフエ高校の60人乗りスクールバスから、定員の2倍にあたる120人もの生徒が降りてくる様子を撮影した動画がインターネットに公開され、注目を集めている。
これを受けて同郡警察は捜査に乗り出した。その結果、同校から15kmも離れたキーフー村(xa Ky Phu)とキースアン村(xa Ky Xuan)に住む生徒500人の送迎のため、保護者らが古いバス4台を手配していたことがわかった。
警察は「違反車を見逃すことはできないが、このバスがなければ農村部に住む生徒は代わりの交通手段もなく通学が困難になるため、(過積載で)運転手を処分することもまた難しいのが現状」と同情を寄せた。
学校に駐車場がないため、学校側は生徒の通学手段を手配しておらず、保護者自らがバスを手配している。こうした中、何年にもわたり定員オーバーのバスが走行しているが、状況の改善には至っていないという。