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2020年7月から、南部メコンデルタ地方キエンザン省フーコック島への上陸を目的としてベトナムに入国する外国人に対し、30日間ビザが免除される見通しだ。このほど開催された第14期(2016~2021年)第8回国会で可決された沿岸経済区における外国人のビザ免除措置に関して、フーコック島が規定の4つの条件を満たしていると認定された。
ビザ免除措置を適用できる沿岸経済区に認定されるには、◇国際空港を有すること、◇明確な地理的境界があり、外部と区別されていること、◇経済社会開発政策に沿うこと、◇国家安全保障・秩序・安全に影響を及ぼさないことの4つの条件が定められている。
これに先立ち、同島では外国人に対するビザ免除が試験的に実施された。その結果、国防への影響は認められず、外国人観光客や投資家の誘致に効果的であることが確認されたという。
国会はこのほど、ベトナムにおける外国人の出入国・経由・居住法の一部を改正・補足する法律を83.6%の賛成多数で可決した。改正法では沿岸経済区に立ち入る目的で入国する外国人のうち、国内滞在期間が30日以内の者に対してビザを免除する。改正法は2020年7月1日に施行される。
ベトナムには現在、同島を含む18か所の沿岸経済区がある。全ての条件をクリアした沿岸経済区は政府の決定のもと、このビザ免除措置を適用することができる。現時点で認定を受けているのはフーコック島のみとなっている。
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