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東北部地方クアンニン省人民裁判所は13日、麻薬密輸の罪に問われていた被告13人に対する判決を言い渡した。このうち、5人が死刑、4人が終身刑、残る4人が禁固20年の判決となった。
起訴状によると、警察は2018年6月16日、グエン・バン・チャン被告(男・43歳、北部紅河デルタ地方フンイエン省出身)が板状にした麻薬72個を入れた冷蔵庫を輸送しているところを逮捕。その後の捜査で、ラオスおよびベトナムから中国に麻薬を密輸する大規模な密輸ルートが摘発され、さらにラオス人や中国人を含む12人を逮捕した。
裁判で被告らは罪を認めて深く反省していると述べ減刑を求めたが、裁判所は密輸した麻薬が大量であり、重大な犯罪であるとして、ラオス国籍のInthavong Paseuth被告やリエウ・バン・ラウ被告(41歳)、ブー・ディン・トゥアン被告(34歳)ら主犯格の5人に死刑判決を言い渡すなど厳しい処分を下した。
なお、同事件を巡っては2人の容疑者が逃走中のため、警察は現在、指名手配して行方を追っている。