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ベトナムで最も身長が高い男性として知られるホー・バン・チュンさん(男性・35歳)が、2日に死亡していたことがわかった。チュンさんの父親であるホー・ドゥック・ゴアンさんが4日に明らかにした。
公式記録こそないものの、チュンさんは身長が250cmを超えており、国内一の高身長とされていた。しかし、持病のため1年以上にわたり南部メコンデルタ地方カマウ省のカマウ総合病院に入院して治療を受けていた。
チュンさんは2018年10月、慢性腎不全のため同省総合病院に入院。チュンさんが病院に現れると、その場に居合わせた人々はあまりの身長の高さに驚いた。
チュンさんは日常的に透析を受けなければならなかったが、病院にはチュンさんが横になれるようなサイズのベッドがなかったため、家族が長さ260cmのベッドを特注して病院に設置してもらった。
病院では腎臓病のほかにいくつかの病気の治療を受け、チュンさんは腸の手術を受けた1週間後に死亡した。その時点でチュンさんの身長は257cmと、入院時より7cmも伸びていた。チュンさんの遺体はカマウ省カイヌオック郡ホアミー村(xa Hoa My, huyen Cai Nuoc)に埋葬されたという。
父親によると、少年時代のチュンさんは健康な普通の男の子で、他の子どもたちと変わらない発育状態だったという。しかし、17~18歳の時にひどい高熱を出して、地元の医師から治療を受け、注射を打ったり、薬を飲んだりしていた。その後、病気は治ったものの、以来なぜか身長が伸び続け、6年以上前に健康診断を受けた際は、身長が235cm、体重が110kgになっていた。
チュンさんは、地元でエビ養殖をしながら生計を立てていた。気が優しく親孝行な男性だったが、日増しに巨人化していく体を見て、自己憐憫の情にかられる毎日を送っていた。周りの人からあれこれ言われることを恐れて、17年間も混雑した場所には行かず、病気になっても薬を飲むだけで病院に行くこともなかったという。