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英国で10月23日にベルギーより到着した冷凍コンテナ内から39人(男性31人、女性8人)の遺体が見つかった事件に関連して、北中部地方ゲアン省警察は3日、同省で行われていた不法出国・不法滞在の手配・仲介事件を刑事事件として立件したことを明らかにした。
警察はこれまでに、同事件に関与したとみられる容疑者8人を逮捕し、事件の全容解明に向けて捜査を急いでいる。
同省公安局長のグエン・フウ・カウ少将は国会で、「これは人身売買事件ではない。犠牲者らは海外への渡航を自発的に希望していたため、容疑者らは不法出国・不法滞在の手配・仲介容疑で捜査を受けている」とコメントした。
カウ少将によると、3日までに同省の24世帯が「英国への密航を試みた家族と事件の日から連絡が取れていない。問題の冷凍コンテナで死亡した可能性が高い」として地元当局に届け出ていたが、同日中に24人中3人が同省に住む家族に電話をかけて無事を知らせた。
なお、今回の事件で犠牲になった人の出身地として最も多かったのが、ベトナムの中でも経済発展が遅れており貧困層が多い地域とされるゲアン省とハティン省の北中部地方2省だった。