イメージ写真 |
米国の非営利団体ビジネス・ソフトウェア・アライアンス(BSA)は22日、ベトナムにおけるコンピュータ・ソフトウェア著作権の保護促進を目指して「違法コピーソフトウェア一掃キャンペーン」実施を発表した。
同キャンペーンでは、ベトナムで活動する企業各社に対して合法ソフトウェアの利用を呼びかけることで、著作権侵害(違法コピー)率を削減することを目指している。
対象企業は、不正コピーを使用している疑いがある1万社。これらの企業の活動分野は、製造、建設、銀行・金融、テクノロジー、建築、設計、IT、医療など多岐にわたる。
BSAは2019年1-9月期にベトナムで活動する6278社に働きかけ、このうち約22%にあたる1358社が著作権侵害のソフトウェアから合法なものに切り替えたが、残りの78%は現在も違法コピーを利用している状態だ。
BSAの調査では、ベトナムにおける違法コピー率は2009年が85%、2011年と2013年が81%、2015年と2016年が78%、2017年が74%と少しずつ改善しているものの、依然として高い水準となっている。