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ハノイ市南西部の広域で10日から水道水が悪臭を放ち生活用水として利用できない状況が続いていたが、ソンダー水道[VCW](Viwasupco)は16日に断水して導管の洗浄作業を行い、水道水の供給を再開した。
洗浄作業は同日中に完了して午後8時ごろに水道水の供給を再開。但し、水質については、市保健局をはじめとする管轄機関が後日公表するとしており、当面は洗濯やシャワーなどの目的にのみ使用し、料理での使用や沸かして飲料水にするなどの摂取は控えることを推奨している。
VCWはハノイ市に隣接する西北部地方ホアビン省を流れるダー川(song Da)を用いて水道水を生産。日産能力は30万m2。配水会社5社を介して市南西部のホアンマイ区、タインスアン区、ハドン区、ナムトゥーリエム区などの25万世帯に水道水を独占的に供給している。
同省の住民によると、キーソン郡フーミン村(xa phu Minh, huyen Ky Son)にある同社の浄水場周辺で8日夜に積載量2.5tのトラックが廃油を泉に違法投棄しているのが目撃されており、人為的な汚染である可能性も指摘されている。こうした背景を受け、グエン・スアン・フック首相はこのほど公安省に対し今回の水道水悪臭騒動の調査を指示した。