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フィリピン東沖で発生し、8月末にベトナム北部および北中部に上陸した台風4号(アジア名:ポードル、日本では台風12号)により、ハノイ市で1人が死亡し、東北部地方ランソン省では2人が行方不明となっている。
この台風の影響により、北中部地方のゲアン省からトゥアティエン・フエ省(同)にかけての地域で9月1日から3日まで大雨が降り、250~450mmの雨量が観測された。特に、ハティン省フオンケー郡(huyen Huong Khe)やクアンチ省ケーサイン町(thi tran Khe Sanh)などの一部地域では観測雨量が約500mmに達するなど記録的な豪雨となった。
連日の大雨で、土砂崩れや冠水、家屋損壊などの被害が発生しており、国道12A号線、国道15号線、国道9B号線などでは0.2~1mの冠水となり、交通が部分的に寸断された。なお、雨は6日以降、次第に弱まっていくと予測されている。