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ベトナム初の西洋医学病院として知られる北中部地方トゥアティエン・フエ省の国立フエ中央病院は30日に設立125周年記念式典を開催した。式典では、同病院のこれまでの功績を称えて政府から1等労働勲章が授与された。
同病院は、阮(グエン)朝の第10代皇帝であるタインタイ(成泰)帝の決定を受けて1894年に設立。当初の名称は「西洋病院(Benh vien Tay Y)」で、1944年に「フエ中央病院」に改称して現在に至る。
阮朝の首都だったフエ市中心部に立地する同病院は現在、教授・准教授10人、博士・2級専門医142人、修士・1級専門医376人、一般医師554人、薬剤師110人、看護師・助産師・検査技師など1568人を有している。
フエ中央病院は、特に臓器移植手術に秀でていることで有名で、これまでに腎臓移植800件以上、心臓移植5件、幹細胞移植91件を実施し、臓器移植手術の成功率は100%を誇るという。2011年には脳死ドナーからの心臓移植、2015年には心肺同時移植など、高い技術が求められる手術をベトナムで初めて行い、成功させた実績がある。