(C) nchmf |
フィリピン東沖で発生した大型の台風4号(アジア名:ポードル、日本では台風12号)は29日午前の時点で南シナ海を西に移動している。台風4号は今後、進路をやや南に移して30日中に北中部地方のゲアン省からクアンビン省にかけての地域に上陸すると見られている。
日本の気象庁が発表したデータによると、ベトナム現地時間29日7時45分の時点で台風4号は南シナ海に位置しており、1時間に25kmの速さで西へ進んでいる。中心気圧992hPa、最大風速23m/s、最大瞬間風速35m/sとなっている。
台風は4号はこの後、勢力を強めながら加速していき、30日朝にはゲアン省からクアンビン省にかけての地域に上陸。そのまま西に移動してラオス方面に抜けていき、31日午前には熱帯低気圧になると予想されている。
この台風の影響により、特に29日と30日の2日間は、ベトナム北部から中部にかけて強い風や激しい雨が続くと見られるが、南部地域水文気象台によると、ホーチミン市などの南部でも、この2日間は急な雨や雷雨の可能性があるとして注意を呼び掛けている。