(C) tuoitre 写真の拡大. |
イタリア・フィレンツェで10月に開催される第12回国際美術展「フローレンス・ビエンナーレ2019」に、ベトナム人画家チャン・ラム・ビン氏(37歳)が米国のドナルド・トランプ大統領の肖像画5点を出展する。展示会では、国際審査員より授与される「ロレンツォ・イル・マニーフィコ賞」など特別賞の受賞に期待がかかっている。
肖像画は、第2次大戦以降に流行したカラフルで遊び心のあるポップアート風に描かれている。ビン氏は、5年間でトランプ大統領をモチーフとした約500点の絵画と彫像を制作し、その中から今回4点の肖像画を出展することになった。このうち1点は、トランプ大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を描いた作品だ。2人は今年2月にハノイ市で開かれた米朝首脳会談で対談している。
ビン氏は、米国に強い愛情を持っており、特に米国大統領を描くことに情熱を燃やしている。これまでに、初代ジョージ・ワシントン大統領から第44代バラク・オバマ大統領までの肖像画から成る作品群などを制作している。