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ホーチミン市3区にある人気のフォー専門店「フォーホアパスター(Pho Hoa Pasteur)」(260C Pasteur St., Dist.3, HCMC)で7月31日午前、複数の男が店内にペンキとマムトム(エビの発酵塩辛)を投げ込んで店主を脅迫するという事件が発生した。
現場に居合わせた外国人を含む多くの客はパニックになり四散した。マスクをかけた男らはその直後に逃走した。同店は前日の30日夜にもバイクに乗った男らにペンキを投げ込まれたばかりだった。
店主であるP・T・Lさんによると、同店は今回を含めて7月1日以降8回にもわたりペンキとマムトムを投げ込まれた。3区の8街区警察に届け出て、証拠として監視カメラの映像を提供したが、脅迫はエスカレートする一方だったという。
Lさんによると、同店の隣で携帯電話の販売をしていた義理の弟が人から借金し、債務不履行となっている。債権者は、Lさんに義理の弟の借金を肩代わりしてもらおうと、取り立て屋を雇ってLさん一家を脅しているという。
Lさんは、「別々に商売をする義理の弟の代わりに私が借金を返済するというのは理不尽な話。肩代わりするつもりはない」と強い態度を示している。
なお、フォーホアパスターは、フォーの美味しいお店として国内外で広く認知されており、地元住民と外国人観光客で一日中にぎわっている。ただし、今回の事件を受けて、同店は8月1日時点で改修のためとして一時休業している。