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紅川デルタ地方ハイフォン市人民裁判所は15日、証拠品の麻薬を着服し売りさばこうとして、麻薬密売罪に問われていた元刑事のファム・クイオック・ベト被告(男・26歳)に死刑判決を下した。
この他、同事件に関与したホンバン区トゥオンリー街区元警察官ファム・ドゥック・コン被告(男・34歳)には禁固20年、犯行を知りながら告発しなかったブイ・ティ・クエン被告(女)、チャン・ティ・ゴック・アイン被告(女)の2人には、執行猶予付き禁固15か月、執行猶予付き禁固12か月の判決がそれぞれ言い渡された。被告の女2人は被告の男2人と恋人関係にあった。
起訴状によると、同市公安局麻薬犯罪捜査部の刑事だったベト被告は2018年2月、同僚と共に麻薬の売人を逮捕して、結晶状の薬物5.85kgを押収。鑑定のために採取された0.01kgを除く、残る5.75kgは警察署で保管されていた。
その後、金に目がくらんだベト被告は、押収した麻薬を売りさばこうと企み、3月末に麻薬と砂糖をすり替えた。警察署から盗んだ麻薬は小さい袋に分けて恋人の部屋に保管し、同じく警察官で、友人のコン被告の協力を得て売りさばこうとしていた。
しかし、4月27日にコン被告が、ホテルで麻薬0.5kgを所持していたところを現行犯逮捕。これを知ったベト被告は一旦逃走したが、2日後に出頭して犯行を自白した。