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農業農村開発省林業総局の発表によると、2019年上半期にベトナム全国で発生した山火事は156件に上った。これは前年同期と比べて約1.6倍の発生件数だ。
2019年上半期に発生した156件の山火事により、全国では930haの森林が焼失。前年同期に発生した95件の山火事で焼失した森林は225haだったため、被害が4倍以上に拡大したことになる。
林業総局のファム・バン・ディエン副局長は、「特に山火事の発生が多かったのは6月26日から7月1日にかけてで、発生場所は中部に集中している。このうちの45件は森林に被害を及ぼす火災となった。この間に発生した山火事により約293haの森林が焼失。14件については被害状況がまだ確認されていない」と述べた。
この他、林業総局は森林保護活動を行う中で、2019年上半期に5691件の違法行為を摘発。このうち違法伐採などの森林破壊は863件で、これより287haの森林が焼失。被害は前年同期と比べて▲34ha少なかった。上半期に摘発した違反のうち、4938件が既に行政処分を受けており、126件は刑事処分を受けている。