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メコンデルタ地方カマウ省カマウ市ごみ処理場が同市でごみとして捨てられた多くの胎児の遺体を発見したことについて、公安省刑事科学研究所はこのほど遺骨の鑑定結果を発表した。
サンプルの鑑定結果で「ヒトの遺骨」「胎児期の骨年齢」と結論付けられたが、遺骨の正確な数や捨てられた時期、出所などについては確認できていない。
ごみの中から発見された遺体の数は7年間で300体以上にも上る。ごみ処理場の責任者によると、発見した遺骨は骨箱に移してごみ処理場の敷地内に埋葬してきたという。
同市保健局は、病院では中絶胎児の遺体などは遺族に引き取ってもらい、遺族が引き取りを断った場合は警察に通知した上でチャリティ団体の協力を得て埋葬することになっているため、「病院の医療廃棄物として捨てられた可能性は低い」と主張している。
ごみ処理場では空き地がなくなっている状態で、ごみ処理場を運営するコンリー建設貿易観光社は同省人民委員会に対し、同市の墓地にある中絶胎児埋葬用の土地を割り当てるよう要請した。