(C) tuoitre |
ホーチミン市農業農村開発局は11日、同市でアフリカ豚コレラ(ASF)の感染が初めて確認されたと発表した。これにより、ASF感染が確認されたのはベトナム全国63省・市のうち55省・市に拡大した。
今回感染が確認されたのは、同市9区フーフウ街区の養豚場。同市獣医支局と9区人民委員会は養豚場で飼育していた163頭を殺処分し、10 日間に及ぶ施設の消毒作業を行った。
同街区には現在、養豚農家7世帯が506頭の豚を飼育しているが、市当局は更なる感染拡大を防ぐべく、養豚農家に対し、当面の出荷停止を命じるとともに、4週間の消毒作業を求めるなどして対策に取り組んでいる。この他、9区人民委員会はオンニエウ(Ong Nhieu)橋とサイズン(Xay Dung)橋に検問所を設置した。
ASFは、10日までにベトナム全国54省・市の402郡、3918村で発生し、感染・殺処分された豚は245万7383頭(14万6149t)に上っており、今回ホーチミン市でも感染が確認されたことで、55省・市に拡大したことになる。