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ベトナム公安省は10日、東北部地方ランソン省カオロック郡のフウギ(友誼)国境検問所で、ツバメの巣を密輸した疑いで中国当局から特別指名手配を受けていた容疑者4人の身柄を中国側に引き渡した。
身柄を引き渡されたのは、30歳から52歳までの中国国籍の男4人。中国当局によると、容疑者らは2017年から現在までに、ベトナム・中国の国境地帯を拠点とし、インドネシアとマレーシア向けにツバメの巣242t以上を密輸していた。密輸したツバメの巣の総額は約7兆VND(約330億円)で、約2兆VND(約94億円)を脱税したと見られている。
ベトナム警察はこれに先立ち今月8日、中国側の捜査協力を受けて、ランソン省ランソン市に潜伏していた4人を逮捕していた。
ツバメの巣は、特に中華料理では高級食材として使用されるほか、健康や美容に良いとされ、ベトナムや近隣の東南アジア諸国では飲料としても人気を集めている。