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ホーチミン市タンソンニャット国際空港は、7月1日から国際線ターミナル(第2ターミナル)で、10月1日からは国内線ターミナル(第1ターミナル)で、フライト情報に関する館内アナウンスを中止する。
これは、空港内の騒音軽減と利用客に対するサービス向上を目的としたもので、両ターミナルとも搭乗ゲートの変更に限りアナウンスが継続される。フライト情報はアナウンスに代わり、航空機発着案内システム(FIDA)の大型ディスプレイや電光掲示板に各便の発着状況が逐次表示される。
これまでのところ、国内の空港ではディスプレイや電光掲示板などに注意を払わないために搭乗ゲートに到着するのが遅れる搭乗者が多かった。このため空港では、搭乗者をゲートに向かうよう促すアナウンスが常に流れ、さらには搭乗者を待つために遅延する便も多かった。特に発着便が多いタンソンニャット国際空港ではこれが深刻な問題となってきた。
ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は空港でのアナウンス中止を受けて、利用者に対して電光掲示板でこまめに最新情報を確認し、遅くとも出発30分前までには搭乗ゲートで待機するよう注意を呼び掛けている。
国内ではハノイ市ノイバイ国際空港で2016年から騒音削減のために規定されたエリア内でのみ1度だけアナウンスをしてきた。
近年は世界各国の空港でもフライト情報のアナウンスを取りやめる傾向にある。世界の空港ランキングで6年連続1位につけているシンガポールのチャンギ国際空港でも、2018年以降はフライト情報のアナウンスを行っていない。