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情報通信省は6日、インターネット検索大手の米グーグル(Google)の動画共有サービス「ユーチューブ(YouTube)」の動画管理に問題があると指摘し、グーグルに対し改善を要求した。
同省ラジオ・テレビ・電子情報局によると、グーグルは2年間にわたって同省と協力して不適切動画8000本近くを削除してきたが、不適切動画のアップロードは非常に多く、約5万5000本が残ったままになっている。
同局は、ユーチューブのチェック制度が効果的に機能していないことが原因だと指摘。動画のコンテンツとタイトルの不一致や、動画公開後のコンテンツチェックなどを例として挙げている。
ユーチューブが情報通信省に提出した報告によると、ベトナムに関する不適切動画で多い違反内容は、◇性的なもの、◇暴力的なもの、◇ネットいじめ、◇博打、◇麻薬使用、◇著作権違反などで、子供向け動画としながら子供にとって有害な動画が多いという。
ラジオ・テレビ・電子情報局はユーチューブに対し、ベトナム語版ユーチューブを当局に登録し、法規に抵触しないコンテンツの場合にのみ、広告料を支払うよう要求。また、情報通信省が違反と通達した動画から「おすすめ機能」を削除することや、一度削除された動画を再度アップロードできなくする機能を設けるよう求めた。