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ベトナム国会で27日、2013年版土地法が施行されてから2018年までの間における都市部での土地の計画・管理・使用に関する法律の運用について報告が行われた。議員らは特に、外国人によるベトナム人名義借りの不動産購入について問題視し、政府に早急な対策を求めた。
議員らは、◇土地の非効率的な使用、◇土地使用目的の変更、◇投資家指定による土地使用権の割り当て、◇インフラが未整備の居住区開発、◇外国人によるベトナム人名義借りの不動産購入などの問題を指摘した。
議員の多くは、外国人によるベトナム人名義借りの不動産購入について、国防や治安維持に支障を及ぼしかねないと警鐘を鳴らしており、「実情を把握するため、全国的な調査が必要」「ベトナム人が外国人に代わって土地を購入することを禁止できる拘束力のある法律を設ける必要がある」と主張した。
チン・ディン・ズン副首相は議員らの意見を受け止め、外国人による不動産購入を厳しく監視することを約束した。政府の報告によると、外国の組織・個人および在外ベトナム人が使用している国内の土地は4万6140hで、全国面積の0.17%を占めている。